列車でフィレンツェ
3年ぶりにフィレンツェに行ってきました。一泊二日で週末を過ごした訳ですが、今回は街中を観光する予定だったので列車で行くことに。フィレンツェは何度も行ってますが、列車で行くのは久しぶり。最近ガソリンは高いし、フィレンツェなど都会(?)は街中の車両規制が厳しいので、慣れていない街では気をつけていても罰金の心配は払拭できません。
という訳で久々のユーロスターです。新幹線の無い北海道出身の私にとってユーロスターは飛行機に乗るようなもんです(大げさ)。しかも AV(アルタヴェロチタ(高速))です。ジョルジェット・ジュジアーロによる AV のロゴが光ります。ちなみに、この車両はイタリアで現在工事が進行中の新幹線 “TAV”(高速鉄道)の車両として導入する予定だそうです。
同氏デザインによる内装は落ち着いた色合いの薄茶色で、柔らかで暖かい感じ。カプチーノ系と表現するとわかりやすいかも。これは照明の効果も重要な要素となっているようで、良く計画された結果でしょう。対面式のシート配列はこちらではスタンダード、我々の2等席でも割とゆったりした感じ、シートは固めで長旅も苦痛にはならないかも、背もたれに寄りかかると背骨に沿い微妙な隙間が感じられましたが、蒸れ対策なのでしょうか、これも悪く無い感じです。
中央には折り畳み式のテーブルがあり、広げると雑誌、コンピューター、軽食のスペースとしては申し分なし、そしてコンセント付きで電子ガジェット対策も考慮してます。あとはフリーの Wi-Fi があると完璧かも、、。などと考えているうちにフィレンツェ S.M.N. 駅に到着。
この駅はジョバンニ・ミケルッチの設計でイタリア20世紀前半の名建築の一つです。ファサードからホームまで連続する大胆なガラスの表現は今日においても見応えあり。現在もオリジナルのデザインを良く保っていますが、メンテナンスはいまいち。フィレンツェの玄関です、もっと手をかけても良いと思った次第です。隣ではサー・ノーマン・フォスターの設計で TAV の新駅が建設中ですが、そちらにも興味がそそられます。古新共存はイタリアのテーマです。古い駅舎も大切にしていただきたいと思います。
写真はフィレンツェの街で見かけた古新共存、パラッツォ・ストロッツィ中庭でのインスタレーション(作者不明)、ルネッサンス様式とモダンアートの対話は好感です。
